2011年11月9日水曜日

鈴木 常吉さん

イベント当日まで、どんどん日が近づいてきています。
スタッフも当日に向けて、少しずつではありますが、準備を進めています。
不安と楽しみの入り混じった、不思議な心境です。皆さんに楽しんでいただけるように、頑張っています。

ご予約の方も、残席が少なくなってきていますので、絶対に観たい!という方は、早めにご予約をされる方が確実かと思います。(ご予約はこちら

マイペースに進めてきた、出演者の紹介も今回が最終回です。
相変わらず個人の感想になりますが、まだ聴いたことのない方の参考にしていただければと思っています。
今回は、東京から来てくださる、鈴木常吉さんのご紹介です。

鈴木常吉(すずき・つねきち)
80
年代にセメントミキサーズにボーカル/ギターで参加。バンド・オーディション番組「イカ天」出場、3週勝ち抜き、注目を集める。解散後、つれれこ社中にボーカル/アコーディオンで参加。ビートたけし、高田渡、早川義夫、忌野清志郎らから絶賛される。つれれこ社中の活動休止後、ソロとして活動。ソロアルバム「ぜいご」「望郷」をリリース。TBS系深夜ドラマ『深夜食堂』の劇中歌として、『ぜいご』収録曲が使われ、反響を呼んでいる。


ドラマ「深夜食堂」の、というのが今は手っ取り早いのかもしれません。(私自身は一度も見たことがないのです…ファンの方、すみません。)
十三夜を企画するにあたり、一番に声を掛けさせていただいたのが、鈴木常吉さんでした。
今回の出演についても、快くお返事をいただき、本当にうれしかったです。
大阪に来られる機会が少ないので、もっとたくさんの人に、色んな環境で常吉さんの素敵な音楽をお届けできればという思いでいます。

常吉さんの歌は、路上で、店先で、駅で、たまたま耳に入ってきた誰かのひとり言のような感じがしています。

実はドラマ「深夜食堂」を見たことがないので、見当違いの事を言っているかもしれませんが、その音楽は深夜の静まりかえったひっそりした感じよりも、むしろ夕方の、たくさんの人が家路に急いでいる、雑然とした風景の方が似合っている気がします。(もっとも、新宿は24時間ゴミゴミしていそうですが・・・


私にとっては、聞こえてくる常吉さんの歌は日常、雑踏の中になんとなく紛れこんでいる、ある出来事という印象です。
誰かと誰かがほんの一瞬時間を共有して、またそれぞれの場所へ消えていく。いたる所に存在する、小さな関わりの連続。そんな感じで自然と自分の中にも入ってきています。
常吉さんの音楽は、時間に寄り添って、流れていると思っています。まぎれもなく、「現在」そのもの。しっかりと重力が感じられます。

その言葉や音は、インでもアウトでもなく、何も付け足さず、何も差し引かれず、いたってシンプルに心に届きます。
どこか、人の存在というか、人々の生活の形が感じられる、あたたかい温度のある歌だと思っています。

だから、雑多なひと・ものが行き来する十三という場所は、常吉さんの音楽を聴くのにぴったりの場所だと思います。
皆さんも、会場で常吉さんのひとり言に耳をかたむけてみてはいかがでしょうか。
(たぶん、酔っ払いのひとり言になるでしょう!)

聴いた事のある方ならわかっていただけると思いますが、ご本人も音楽も、とても魅力があって、すぐに好きになってしまうはずです。


常吉さんの音楽は、ライブで聴いていただくのが一番その魅力をお伝えできるのではないかと思いますが、勿論CDも素晴らしいです。まだ聴いた事のない方は是非聴いてみてくださいね。
(ただいま公式サイトにてキャンペーン中のようです。この機会にぜひ!)

(スタッフN)




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